とさでん交通
(県交北部交通・高知東部交通・高知西南交通・高知高陵交通)
西日本バス図鑑

【運行エリア】
高知県高知市・南国市・本山町ほか
【概要】
土佐電気鉄道・高知県交通・土佐電ドリームサービスの3社を合併し、2014年10月1日に設立、運営を引き継いだ。
土佐電気鉄道は1903年設立。高知市・いの町を中心に鉄道・軌道・バス事業を行っていた。2002年4月1日に土佐電ドリームサービスが営業開始し、一部路線を本体から引き継いでいる。
高知県交通は1944年に戦時下の中、高知県の指令による野村産業株式会社バス部門の独立とそれに同調する事業者が統合して成立。最盛期には高知県内全域を営業エリアとしていたが、1971年にバス会社初の会社更生法の適用を申請(1974年に適用廃止、自主再建に切り替え)。その後、高知市周辺以外の路線をグループ子会社へ分割・譲渡を行っている。
両社の合併は1990年代に構想が持ち上がるも、資金面から実現しないままだった。しかし、2013年土佐電気鉄道での不祥事をきっかけとし、社長に元高知県理事が就任したことで合併の機運が持ち上がる。2014年4月に「中央地域公共交通再構築検討会」が報告書を取りまとめ、その中で土佐電気鉄道と高知県交通を新旧会社に分離し、自治体の出資により新会社を設立、事業統合をするのが望ましいとされた。2014年7月までに出資自治体の予算案が可決し、2014年10月に再編が行われた。
合併後、2016年10月に最初の路線再編が実施され、営業所の廃止・統合も行われた。
なお、高知県交通から分離された県交北部交通(1993年設立)、高知東部交通(1998年設立)、高知西南交通(1997年設立)、高知高陵交通(1998年)の4社がとさでん交通のグループ企業として引き継がれている。
【Webサイト】
とさでん交通(https://www.tosaden.co.jp/)
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